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    サンレット技術説明
 
 


概要

 便槽内では、特殊な酵素の力を借りて大小便を分解します。
 分解された大便・小便・洗浄水は土壌槽の微生物で浄化処理し、再び洗浄水として使える水に変えます。

 土中に1.5mm厚の合成樹脂膜(遮水シート)を敷き、汚水が外部に浸透せず、処理水を集めて洗浄水として再利用する循環処理システムです。
 遮水シートの代わりにFRP槽を使用することもできます。

 便器1回の洗浄に8〜10リットルの水を流す水洗便器ですと大面積の土壌処理槽を要しますので、便器は1回に0.5リットル程度の水を流す簡易水洗便器を使用します。
概念図


トイレシステムの説明
 
 水も電気もない場所で、何のエネルギーも使わず、汲み取りの必要もなく、汚水をキレイに浄化して、繰り返し便器洗浄水として使うという理想を追求して完成したのが、このトイレシステムです。
 
 では、何故汚水がキレイになるかというと、それは地球上どこにでもいる微生物達の働きがあるからです。
 
 一次処理槽の便槽では、大便を液化するという大変な重労働を微生物たちがしてくれています。 
 
 二次処理槽の接触消化槽では、汚水を微生物のジャングルの中へ導いて、汚水中の浮遊物質を取り除いてもらいます。
 
 三次処理槽の土壌処理槽では、土の中に住んでいる微生物たちの世界へ汚水をゆっくりとした流れで通す事により、汚水中の有機物を微生物達がおいしい、おいしいと、群がって食べてくれます。
 
 汚水は厚い土壌層をゆっくりと下りていく間に、汚水中の有機物質が微生物達にすっかり食べられて、キレイな水に戻っていきます。
 
 この貯水槽に溜まった水は、便器を洗う洗浄水として再利用されます。
 
 このように、このトイレシステムでは、全体を通して様々な微生物の働きを組み合わせて、システムが完成しております。
 いずれにしても、微生物達の働きなしには、このトイレシステムは成立しないのです。
 
 ですから、このトイレシステムを維持するためには、まず第一に微生物を大切にしなければなりません。
 微生物の嫌がる事をしない。
 ―それが、このトイレシステムを維持する上でのキーポイントです。
 
 
 
主要部の構造と機能

 便槽内の上澄みの水分が接触消化槽に流れます。
 接触消化槽には接触材が入っており、汚水はその間を移動しながら、少しずつ浄化されていきます。
 
 汚水はさらに土壌処理槽へ導かれます。土壌処理槽は1.5mm厚のプラスチック製止水膜、またはFRP槽で十分な強度を持って埋設され、汚水の地下浸透 を防止します。
 
 接触消化槽からの汚水は下図の断面図に見られる形状のトレンチ内に流入し、土壌の中に毛管浸潤していきます。
 地表面に近い土壌中には酸素も豊富で、好気性微生物によって汚水を浄化していきます。
 
 微生物の多い畑土を50cmも通過すると汚水は完全に分解され、無臭の透明な水になって地下の貯留槽に溜まります。
 処理水は再度くみ上げて便器の洗浄水となります。
 
土壌槽図面
トイレハウス図面